スピード出世 祝福の声
大相撲名古屋場所（７月１０日初日・愛知県体育館）の番付が２７日、日本相撲協会から発表され、土浦市出身の高安関（２１）（鳴戸部屋）が新入幕を果たした。高安関は平成生まれ初の新入幕。八百長問題など暗いニュースが角界を揺るがしていただけに、県内の後援会関係者らはスピード出世に喜びをかみしめた。
高安関はこの日、愛知県長久手町内の宿舎で記者会見。「今場所は勝ち越しを目指して精神力を鍛え、誰と当たっても、どんな場面でも、堂々とした相撲を取りたい」と抱負を述べ、「テレビで見ている方々に感動を与えられるような、思い切りのいい相撲を取りたい」と県民にメッセージを送った。
師匠の鳴戸親方は「いずれ幕内に上がると思っていた。三役やその上を狙える力士だと思う」とまな弟子に期待を寄せた。会見後、高安関は、番付表に大きく記された自分のしこ名を指さし、笑顔でカメラ撮影に応じていた。
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