河村市長、質問から脱線答弁
●４月の審議を突然批判
３０日にあった名古屋市６月定例会の一般質問で、河村たかし市長が答弁中に、突然、４月の委員会審議の話題を持ち出し、自民、民主などの市議批判を始めた。質問内容とは関係の無い脱線に、市議からは批判が続出、議場は一時騒然となった。
小川俊之氏（民主）が河村市長に、今議会に市長公約である減税条例の提案を見送った理由についてただした。河村市長は「１１月議会までには条例を提案する」と答弁した後、突然、「総務環境委員会の審議を聞いて驚いた」と４月にあった委員会審議の話題に転換した。河村市長は、委員会での議員間討議の場で、減税日本市議が、質問通告なしに自民党などの市議から、報酬半減の意義などについて厳しく追及されたことを挙げ、「質問通告無しなのはおかしい」と批判を始めた。
これに対し、自民や民主党の市議から一斉にヤジが飛び、自民党市議は議場で「質問内容を逸脱した議会をいつまで続けるのか」と市長を批判した。
河村市長の怒りは収まらず、議会終了後には記者団に対し、「国会議員はすべて質問通告がある。交通ルールだけは定めてほしい」と話した。
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